Instrument
インタラクティブ・キーボードの左側を使い、ドラムの各パートをMIDIトラックに入力することができます。
鍵盤(C1 〜 D#2)を押すと、そのパート名が真下に表示されます。4つのノブと出力スイッチでサウンドの調節をすることができます。
- Volume: 音量
- Decay: 左に回すとエンベロープが短くなり、よりタイトなサウンドに
- Pitch: チューニングを±6半音で調節
- Filter: 左に回すとローパス、右に回すとハイパスフィルターが適用
- S: 選択中のパートをソロ
- M: 選択中のパートをミュート
Output (Version 2 feature)
Masterを選択して各パートをマスターに送るか、Individualを選択してDAWのAUXバスに個別(マルチアウト)で出力するか選択することができます。各パートがDAWに送られる順番は、インタラクティブ・キーボードに表示されている順番です。
すべてのパートに個別チャンネルが割り当てられていますが、シンバルはグループ化されています。
マルチアウト設定は、お使いのDAWによって変わります。AUXチャンネルの設定方法についてはDAWのマニュアルをご参照ください。
Style
画面中央のドロップダウンメニューから、テンポ(bpm)ごとに分類されているスタイルを選択することができます。
Beatmakerには合計45個のスタイルが搭載されていて、それぞれ特定のグルーヴやリズムに合った名前が付けられています。
通常のドラムマシンの様にそれぞれのパートを打ち込んでいくこともできますが、Beatmakerの最大の魅力はリアルタイムでコントロールできるビート演奏です。インタラクティブ・キーボードを使用して、どのパートをいつ演奏するかを入力するだけで簡単に曲を完成させることができます。
ソングパートの使い方
インタラクティブ・キーボードの右鍵盤には、C3から23個のソングパートが割り当てられていて、鍵盤を押すとソングパートがDAWのテンポと同期して再生されます。
白鍵 --- セクション部分
- Verses = ヴァース
- Choruses = サビ
- Specials = その他
- Stop = 演奏を停止
黒鍵 --- 楽曲の繋ぎ部分
- Intros = イントロ
- Fills = フィル
- Endings = エンディング
- Buildups = ブレイクダウン
鍵盤の横線から下を押すと、割り当てられたパターンが演奏されます。
鍵盤の横線から上、6つの点が表示されている箇所をDAWのMIDIトラックにドラッグ&ドロップすると、演奏パターンのMIDIがトラックにインポートされます。
Latch
- Latch On: この状態で音を入力すると、Stop(B4)を押すまでその音が鳴り続けます。
- Latch Off: この状態だと、鍵盤を押している間のみ音が鳴ります。サウンドを試聴する際に便利な機能です。サステインペダルを使用することも可能です
Micro Timing
画面右上に表示される「Micro Timing」をクリックすると、タイミングパラメーターが表示されます。ここでは演奏のリズムに関する細かい設定ができます。
Player Sync
DAWのテンポ設定と同期し、4分音符、8分音符、16分音符、Song Positionに合わせて演奏をクオンタイズします。
Speed
楽曲のテンポに合わせて、Beatmakerの演奏速度を半分(/2)、通常(1x)、倍速(x2)に変更することができます。オートメーションで速度をコントロールすることも可能です。
Swing (Beatmaker EDEN・HYPE・KANDY)
ボタンを右に移動するに従って、リズムをスイング(シャッフル)度合いが強くなります。ボタンを完全に右に動かすと3連符の符割りになります。
Quantize (Beatmaker DOPE・HUSTLE・VOID)
スライダーを右へ動かすほどリズムがクオンタイズされ、左へ動かすほどグルーヴやフィーリングがより自然になります。
Slack (Beatmaker VICE)
Slackは、スネアとハイハットをキックから僅かに遅らせることで、80年代のMIDIケーブルやスロープロセッサーを使ったドラムマシンやサンプラー特有の「ズレ」を再現します。
Master Section
マスターセクションはBeatmakerのステレオ出力の調整をします。ここでの設定はマルチアウトには適応されません。
Sweep
左へ回すとローパスフィルターが、右に回すとハイパスフィルターが適用されていきます。ノブが真ん中の場合はフィルターがバイパスされます。
Saturate
サチュレーションの量を調節します。
Maximize
音圧を変化させるマキシマイザーの量を調節します。
Ambience
アンビエンスの量を調節します。ノブ上部の左右の矢印からAmbienceが選択でき、デフォルトでは「Mix Preset」が選択されています。この場合はミックス・プリセットで設定されたアンビエンスを使用します。SweepとAmbienceにオートメーションを掛けると、よりダイナミックな変化を生み出すことができます。
Volume
メーター右の矢印を上下に動かして、マスター出力音量を調節します。
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